子宮摘出手術②
いよいよ手術当日。
帝王切開手術で過去に2回お腹を切っているので、なんとなく流れは分かってはいるものの、なんだか落ち着かない気分。。。
朝、爪が伸びているのが急に気になり、売店に爪切りを買いに行き爪をぱちりぱちり。
手術は12時から。
どきどきしながら待っていると、看護師さんが呼びに来ます。
手術室に入り、たくさんの病院の先生が変わるがわるに声をかけてくれます。
頭に不織布のネット?みたいなので髪を覆い、手術室へ。
横向きになり猫のように背中を丸め、背中に硬膜外麻酔の為に管をさされます。
この管から局所麻酔を投与することで手術部位の痛みを和らげてくれるのです。
そのあと、口元にマスクを当ててしばらくすると、目の前がもやもやと歪み意識がなくなります。
もちろん、その後の意識は何もないわけですが、お腹を切ったり、子宮を出したりとお腹の中で様々な処置が行われていたことでしょう。
お医者さんってすごいよね。
尊敬しちゃう。
そんなこんなで手術は無事に終わり、目が覚めると病室のベッドの上でした。
先生が
「子宮、卵巣、卵管、摘出しましたよ。膿瘍も取り除きました!」
「ありがとうございます」
と何とか声を振り絞って言いました。
意識が戻った瞬間に思ったのは、当たり前ですが
お腹痛い!!!
その一言に尽きます。
お腹が割れている。
そんな感覚。。。
そのまんまですけど。。
それから唾を飲み込んだ瞬間に喉に違和感があり、おえってなりました。
管が挿入されていることに気づいていなかった私は、看護師さんに必死で
喉に、のどに何かあります!!
って訴えてました。
「管が入っているから苦しいね。」
看護師さんにそう言われ、そうなのかと納得。
しかし、この管!!
お腹の痛みも辛いけど、管も地味にすごく苦しくて。
頭を動かしたり、何か話したり、唾を飲み込むたびに管が喉に当たり、おえってなるのです。
そして、おえってなるとお腹に力が入り、切ったばかりのお腹に激痛。
なんとも苦しい痛みのループ。
そして、同じ体勢でいるうちにお尻が痛い~となって、看護師さんに伝えると、
「向きを変えましょう」ということになり、クッションで支えながら少し腰を横向きにする姿勢にしてくださったのですが、身体を動かしたときにまた管が喉に当たり、おえっ!!
お腹の傷はもちろん痛い。尻も痛い。管も痛い。痰や唾が溜まる。飲み込む。管が動いておえっ。そして腹に激痛。
という繰り返しを一晩中繰り返し、窓の外が明るくなるのを眺めたのでした。
とってもとっても長い夜でした。