あこのリアルな子育て日記

二児の母のあこです。子供が生まれてから喜怒哀楽の多い人生になりました。

虫が大好きな男の子てぃー君の昆虫記①バッタを飼育してみた

突然ですが、昆虫って好きですか?

うちの息子、てぃー君は3年前から虫に夢中になりました。

 

私はと言うと、虫が大大大大嫌いで、部屋の中に虫がいようものならきゃー!!!!と絶叫する有様でした。虫が嫌いすぎて、アウトドアも敬遠。

小学生の低学年頃までは用水路でゲンゴロウを捕まえたり、田んぼで蛍を捕ったりしていたので、子供の頃は平気だったのでしょう。昆虫ではありませんが、ザリガニやおたまじゃくし、フナなどもタモで捕って遊んでいました。

苦手になったのは、道路で潰れているバッタを見て、気持ち悪い!!と思ったのがきっかけでした。

 

 てぃー君が昆虫に夢中になるまでは気にも留めていなかったのですが、私が子供の頃に普通に生息していた生き物が今では珍しくなってしまっています。ゲンゴロウや蛍を実物で見たことがないてぃー君は目をキラキラさせて羨ましがります。

  

 てぃー君が昆虫に夢中になったのは、3年前。保育園に入園してから1,2か月ほど経った頃。

てぃー君は入園した当初、園に行くのが嫌で毎日泣いているような子でした。1ヶ月くらい毎日泣いていて、どうして保育園に行かなきゃいけないの?と眠るまで言っていたのをよく覚えています。

そんなてぃー君でしたが、ある日お迎えに行くと、いつになく嬉しそうな顔をしていました。そして小さく握った手のひらをそっと開いて

「てんとうむし、捕まえたんだよ」

と見せてくれました。

てぃー君の手のひらの中には赤くて丸い小さなてんとうむしがいました。力強く握りしめたせいでかなり弱っていましたが、大事な宝物を見せるように誇らしげに、でもちょっと恥ずかしそうにてんとうむしを見せてくれました。そんなてぃー君の表情が愛しくて、今でも思い出すと胸がきゅっとして涙ぐんでしまいます。

この出来事がきっかけで、てぃー君は虫に夢中になり始めました。自分で捕まえることができて、とっても嬉しかったのだと思います。虫探しという楽しみができて、保育園もあまり嫌がらずに行けるようになりました。

 

あるとき、てぃー君が家の近くで小さなバッタを捕まえました。

「このバッタ飼いたい!!」

てぃー君は目を輝かせて言います。

正直、家で虫を飼うなんてめちゃめちゃ嫌でした。でも目をキラッキラさせて言うてぃー君の願いを叶えてあげたい。

幸い産まれたばかりの小さな幼虫だったので、これなら何とか大丈夫かな、と飼い始めました。

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こちらがそのときのバッタです。ちょっと見づらいですけど、写真が残っていました!

多分、卵からかえって間もないと思います。よくこんな小さいの見つけたなー。

それから数日すると、

 

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脱皮をしていました!!

一回り大きくなっている!!

バッタの右に落ちている白っぽいのが脱いだ皮です。

実は、このときバッタが脱皮するとは知らなかったので、脱いだ皮が落ちているのを見て、このゴミみたいなのはなんだろう?ウンチ?と思っていました(笑)

バッタは環境にもよりますが、6回くらい脱皮をするそうです。最後の脱皮を終えて、無事に成虫となるわけです。実際に飼ってみて、昆虫の本を息子と一緒に読むまで全く知らなかったですー。

 

最初は嫌々飼い始めた私でしたが、てぃー君と観察するうちに面白くなってきました。私にとっても虫を飼育するのは初めてのことで、

「ねえ、バッタが葉をかじってるよ!見てみて!」

と、てぃー君と興奮しながら眺めていました(笑)

 

小さいバッタが葉をかじっている姿を見ていると、毛嫌いしていた虫もこうやって一生懸命生きているんだなーと感慨深かったです。

 

残念ながらこの子は成虫になる前に死んでしまいました。

毎日草をあげて、観察していたのでやっぱり悲しかったですねー。

 

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それからもてぃー君への虫への愛は深まっていき…

こうして、セミと戯れるのも夏の楽しみに…。

 

てぃー君にとって、虫はとてもかわいい存在。今は言わなくなりましたが、当時は「虫は友達」とよく言っていました。

保育園でのストレスも、こうして虫と遊んでいると忘れることができたようです。

 

この後、またバッタを捕まえてきて、多い時で8匹くらい飼育していました。

その中にショウリョウバッタのオスとメスがいました。あるとき、メスのお腹?の辺りが妙に膨らんでいたんです。

もしかして産卵!?

飼育ケースには草を入れているだけで、肝心の産卵場所となる土を入れてありませんでした。急いで土を入れてあげると、すぐさま土に産卵管をぶっ差してましたよ(笑)

 

このままケースを置いておいたら、春にはたくさんのバッタの幼虫がかえっていたのかなぁ。

残念ながら、この後引っ越しすることになったので、ケースの中身は草むらに置いてきました。ごめんね、バッタさん…

 

てぃー君の昆虫記はまだまだ続きますので、また別の機会に書きたいと思います♪

 

 

↓ ↓虫を飼育する際に参考にしていた本です。

はじめてのむしのしいくとかんさつ 増補改訂版

はじめてのむしのしいくとかんさつ 増補改訂版

  • 作者:筒井学
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: 単行本
 

 

 ↓現在、寝る前に読んで聞かせてあげています。とても面白い虫のお話がたくさんありますよ!

ファーブル先生の昆虫教室

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